四十肩・五十肩は“放っておけば治る”…は本当?——その誤解が、回復を遅らせる理由とは|大阪市淀川区三国駅・新大阪駅の整形外科|なかお三国ペインクリニック

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四十肩・五十肩は“放っておけば治る”…は本当?——その誤解が、回復を遅らせる理由とは

四十肩・五十肩は“放っておけば治る”…は本当?——その誤解が、回復を遅らせる理由とは|大阪市淀川区三国駅・新大阪駅の整形外科|なかお三国ペインクリニック

😣「肩が上がらない」それ、ただの肩こりではありません

「寝返りで肩がズキッ」「髪を結ぼうとすると痛い」「背中に手が回らない」

——そんな症状がある方は、四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の可能性があります。


💬 よくある誤解:「放っておけば自然に治る」

この言葉、半分は正解で、半分はまちがいです。

軽症なら自然軽快することもありますが、炎症が長引くと関節包が癒着して動かなくなることがあります。

放っておくと…

  • 洗濯物が干せない

  • 髪が結べない

  • 背中のファスナーが閉まらない

  • 夜中にズキズキして眠れない

という「地味にツラい不自由さ」が続き、

中には1年以上痛みに悩まされる方も少なくありません。

🌿「年齢のせい」とあきらめて放っておくと、

本当に“固まってしまう肩”になってしまうのです。


🧠 四十肩・五十肩の3つのステージ

病期 主な症状 対応方針
🔥 炎症期(発症〜3か月) 強い痛み・夜間痛 炎症を抑え、安静と注射治療で痛みを軽減
🧊 拘縮期(3〜9か月) 動かすと痛い・関節が固まる 癒着を防ぐためのリハビリとストレッチ
🌱 回復期(9か月〜1年) 痛みが軽くなるが硬さが残る 筋力・柔軟性の回復を目指すリハビリ

💬 この「炎症期」に正しい治療を行うことで、

その後の回復スピードと最終可動域が大きく変わります。


🩺 当院で行う治療(エコー×精密ブロック×リハ)

なかお三国ペインクリニックでは、

エコーガイド下での正確な注射治療+リハビリ+物理療法を組み合わせて行っています。

治療法 内容・特徴
💧 肩峰下滑液包注射 滑液包の炎症を抑え、肩の動きをスムーズにします。
💉 肩甲上腕関節注射 関節内の炎症を鎮め、夜間痛を改善します。
肩甲上神経ブロック 肩の主要な感覚神経を遮断し、痛みを軽減します。
🌲 腋窩神経ブロック 三角筋や関節包周囲の痛みを緩和します。
🔵 上腕二頭筋長頭腱炎注射 肩前方の鋭い痛みに。エコーで正確に注射。
🌀 サイレントマニュピレーション 麻酔下で癒着した関節を安全にリリース。拘縮期に有効。
🧘‍♀️ 理学療法士によるリハビリ 可動域訓練と姿勢改善で、肩の動きを取り戻します。
🪷 鍼灸・SSP療法 血流を促進し、慢性化した肩のこわばりを和らげます。

💬 すべての注射・ブロックは超音波(エコー)で確認しながら安全に実施しています。

「注射が怖い」「リハビリで悪化しそう」——そんな方にも安心して受けていただけます。


⚙️ サイレントマニュピレーションとは

一見こわそうな名前ですが、実際は麻酔下で行う安全な関節授動術です。

痛みを感じない状態で関節を優しく動かし、固まった関節包をリリースします。

🌿 “無理に動かす”ではなく、“眠っている間にやさしく動かす”治療。

リハビリだけでは改善しづらい拘縮期にとても効果的です。


💬 よくある質問(FAQ)

Q1. 注射は痛いですか?

→ 細い針を使用し、超音波で位置を確認しながら行うため、痛みは最小限です。

Q2. 放っておくとどうなりますか?

→ 肩関節の癒着が進み、動かなくなることがあります。早期治療が回復を早めます。

Q3. サイレントマニュピレーションの後は?

→ すぐにリハビリを開始し、動きを維持します。多くの方が数日で肩の軽さを実感します。


🕊️ まとめ:年齢のせいではなく、早めのケアが大切

「四十肩はそのうち治る」——その油断が“動かない肩”をつくります。

なかお三国ペインクリニックでは、

エコーガイド下ブロック・関節注射・ハイドロリリース・リハビリ・鍼灸を組み合わせ、

痛みと動きの両面から治す治療を行っています。

💪「痛みを止める」だけでなく「動きを取り戻す」——それが当院の四十肩・五十肩治療の特徴です。


📚 参考文献

  1. 日本整形外科学会. 肩関節疾患ガイドライン. 南江堂; 2019.

  2. Lewis J. Frozen shoulder contracture syndrome – Aetiology, diagnosis and management. Man Ther. 2015;20(1):2–9.

  3. Kelley MJ, et al. Shoulder pain and mobility deficits: Adhesive capsulitis clinical practice guideline. J Orthop Sports Phys Ther. 2013;43(5):A1–A31.

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